名探偵コナン『ベイカー街の亡霊』、あらすじ、声優、感想など

はじめに

今回はこだま乗嗣監督、野沢尚脚本、青山剛昌原作の『ベイカー街の亡霊』のあらすじや感想を書いていきたいと思います。

『ベイカー街の亡霊』

声優

ヒロキ・サワダ…折笠愛

諸星秀樹…緒方恵美

滝沢進也…高橋麗

江守晃…愛河里花子

菊川清一郎…斎賀みつき

トマス・シンドラー…津嘉山正種

樫村忠彬…平田広明

江守哲之助…依田英助

諸星登志夫…堀部隆一

シャーロック・ホームズ…田中秀幸

アイリーン・アドラー…島本須美

ハドスン夫人…速水圭

ジェームズ・モリアーティー教授…小林清志

セバスチャン・モラン大佐…藤本譲

ジャック・ザ・リッパ―…速水奨

謎の浮浪者…宝亀克寿

あらすじ

IT業界の帝王と言われるシンドラーの下、全く新しい人工知能プログラムノアズ・アークをたった10歳で開発した天才少年、ヒロキ・サワダが謎の自殺を遂げてから2年、東京都米花市の米花シティホールでは、政界、財界、芸能界など有名人の子供たちが招待され、体感シミュレーション・ゲームコクーンの発表会が開催されようとしていた。だがその直前、コクーンの開発責任者・樫村がその出資会社の社長でもあるシンドラーに殺害された。樫村が残したダイイング・メッセージから、事件の謎を解く鍵がコクーンの中にあると気づき、ゲームに挑戦することになるコナン。ところが、コクーンのコンピューターに侵入したノアズ・アークによってゲームは制御不能に。ひとりでもゲームをクリアしないと、日本の将来を担う50人の子供たちの頭が破壊されるという事態に陥ってしまう。(映画.comより引用)

ネタバレ

本作ではバーチャルゲームの中とリアルで謎解きが並行して起こります。バーチャルの方ではジャック・ザ・リッパ―という連続殺人鬼をつかまえること、そしてリアルの方ではコクーンの開発開発責任者、樫村が殺された事件を解決すること。

バーチャル

まず、バーチャルの方では、ジャック・ザ・リッパ―は自分と父親を捨ててロンドンに出て行った母親を殺すことが連続殺人の発端であったと明らかになります。一度人殺しをしてしまうとそれが止まらなくなってしまったと。

また、諸星君は実はヒロキ君のなりすましでした。自分を追い詰めてきたものへの復讐としてゲームを支配していたヒロキ君でしたが、非情にはなり切れず、コナンたちに要所要所でヒントを与えていたことも明らかになります。

リアル

樫村殺しの犯人はトマス・シンドラー。その動機は、自分がジャック・ザ・リッパ―の子孫であることを隠すため。

犯人

犯人はトマス・シンドラーです。

主題歌

主題歌はB’zのEverlastingです。

歌詞の解釈としては不安や孤独に苦しむ歌詞の中の「私」が「君」によって救われるという風になるのですが、これは映画とどうリンクしているのでしょうか?

本作品の中で孤独や不安を感じているのはヒロキ・サワダ君でしょう。彼は監視され続ける生活環境に耐えられず自殺してしまい、人工知能の中で生き続けるわけですが、コナンをはじめとした子供たちとのゲームを通した交流によって本当の意味で救われたということでしょうか。

感想

面白かったです

コナンの弱点の一つに金田一に比べて犯人に感情移入できないことが挙げられると思うのですが、本作では悪役側の苦悩がよく伝わってきます。

自分を死に追いやった環境への復讐のため、上級国民の子どもを殺し、日本の悪しき世襲制をリセットしようとするも最後の最後で非常になり切れないヒロキ君、自分のルーツにコンプレックスを抱き続け、それが暴露されることによって今まで築きてきた地位を失うことを恐れて人殺しに手を染めてしますトマス・シンドラー。彼らの葛藤には共感しやすかったです。

最初の謎めいておりなおかつ最大のヒントを提供する浮浪者がシャーロック・ホームズだったという点もグッド。お茶目さみたいのがよく表されていると思います。

大人になってから見ると身につまされる部分も多いので、お時間ある方は是非。

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