神奈川県、鎌倉の建長寺の見どころを紹介〜昔は処刑場?弔いの地蔵菩薩

はじめに

今回は神奈川県、建長寺の見どころを紹介していきます。

建長寺 見どころ

鎌倉五山第一位

建長寺は日本初の本格的禅寺で、現在は臨済宗建長寺派の大本山となっており、鎌倉五山の第一位となっています。

はじまりは?

建長寺は鎌倉幕府の第五代執権・北条時頼が発願し、1253年に中国の禅僧・蘭渓道隆によって開創されました。

北条時頼
蘭渓道隆

その後、室町幕府に鎌倉五山の第一位に列せられましたが、大火で焼失。それでも江戸幕府の三代将軍、徳川家光に仏殿と唐門を移築してもらうなどして伽藍を整えていきました。

家光

壮大な三門

見どころの一つは壮大な三門。楼上には釈迦如来像などもあり、国の重要文化財になっています。

三門

地蔵菩薩坐像

本尊となっている地蔵菩薩像も要チェックポイントです。禅寺の多くは釈迦如来を本尊としていますが、建長寺は珍く地蔵菩薩を本尊としています。

実は、昔は建長寺の寺域は地獄谷と呼ばれる処刑場で、亡くなった人々を弔う地蔵堂が建っていました。その因縁で地蔵菩薩が本尊にされたのではないかと言われています。

参考文献

この記事は『日本の古寺101選』(廣澤隆之監修)を参考にしています。

お寺に興味のある方はもちろんですが、旅行が好きな方も事前に読んでおくと、旅がぐっと豊かなものになりますよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です