フランス語初級文法④〜定冠詞を解説

はじめに

今回は英語のtheにあたるフランス語の定冠詞、le、la、lesについて解説します。

定冠詞 解説

定冠詞とは?

定冠詞とは、名詞が何かの形で限定されたものであるときに名詞の前に付くものです。例えば授業中に先生が窓際の席にいるA君に「窓開けて」と言ったらA君は自分の近くの窓を開けますよね。そんなイメージです。

その他にも、「太陽」や「海」など特定のものであるときなどにも使用されます。

定冠詞は3つ

フランス語で定冠詞はle(ル)、la(ラ)、les(レ)の大きく3つです。名詞の種類によって使われる定冠詞が変わるので、それぞれの用法を見ていきましょう。

男性名詞単数→le

単数形の男性名詞に使われるのがle(ル)です。

le frère (ル フレール) 兄(弟)

女性名詞単数→la

単数形の女性名詞に使われる定冠詞がla(ラ)です。

la sœur(ラ スール) 姉(妹)

複数名詞→les

複数形の名詞に付くのはles(レ)です。この場合は男性名詞女性名詞は関係なく同じ定冠詞が使われるので心配しなくて大丈夫です。

les frères (レ フレール) 兄弟

les sœurs(レ スール) 姉妹

文字・発音上の注意点〜定冠詞+母音で始まる単語

定冠詞の次に母音で始まる語が続く場合は形や発音に変化が起こるので注意が必要です。

le、laの場合→ l’になる

le、laの次に母音で始まる語が来る場合、この2つはl’となります。

le+arbre→ l’arbre(ラルブル 木)

le+hôtel→ l’hôtel(ロテル ホテル)

la+ècole→ l’école(レコル 学校)

la+herbe→ l’herbe(レルブ 草)

lesの場合

lesの次に母音で始まる語が来る場合、sの音が母音と連なって発音されます。

les arbre(レザルブル 木々)

les usines(レズュズィーヌ (複数の)工場)

les hommes(レゾム 男達)

おわりに

いかがだったでしょうか?今回はフランス語の定冠詞について解説していきました。前回と連続して冠詞を扱ってきたのですが、実はもう一つ部分冠詞という冠詞があるのですが、それはまた今度にしましょう。

次回は英語のhaveにあたるavoirについて解説していきますので、そちらの方も宜しければご覧になってみて下さい。

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