目次
はじめに
今回はバク@精神科医さんの『依存メンタルを力に変えるレッスン』を読みましたので、その読書感想文を書いていきたいと思います。
『依存メンタルを力に変えるレッスン』読書感想文
この本を読んで印象に残ったのは以下の3つのポイントです。
①いい依存・悪い依存②スマホ=ドーパミンのシャワー③人生に足りないものはいい依存で補う
順番に書いていきます。
①いい依存・悪い依存
僕がこの本を読もうと思ったきっかけは、スマホゲームを含めてスマホに使ってしまう時間があまりにも長いからでした。
寝る1時間前はスマホを触らない方が良いということが頭でも分かっていても、どうしても止められない。そのせいか心なしか寝起きが悪い。こんな状態がずっと続いているため、なんとかこの状況を改善したい、依存について知りたいという思いが強くなり、この本を手に取りました。
まず、バク@精神科医さんは、依存にはいい依存と悪い依存があると言います。
いい依存は「ほどほどにはまり活力をもらえている状態」、悪い依存は「何かに夢中になってそのせいで生活が困った状態になってもやめられず、医療などの介入を必要とする状態」のようなイメージです。
そう考えると、自分が何かにはまっている際に、この社会生活に弊害がでているかというのが改善の余地あるかの基準になってくるのかなと思いました。
逆に、基本的な社会生活が遅れているのであれば、過度に縛りを設けず、依存先から得られているポジティブな影響に目を向けてみるのも良いかもしれません。
私は寝起きが悪いという、社会生活への悪影響を与える可能性がある状態なので、スマホゲームは気分転換の手段として持ちつつ、寝る前の時間はへらすなどの改善はやはり必要かもしれません…。
②スマホ=ドーパミンのシャワー
スマホを使っていると様々な刺激が得られて、ドーパミンが容易に得られるそうです。
ドーパミンとは脳内で楽しさを刺激する神経伝達物質のこと。ADHDの人や自己肯定感が低い人などはドーパミンが不足しやすいため、スマホ依存になりやすいそうです。
私も自己固定感が高いとは言えないので、自分に不都合な情報を排除しやすいスマホにはまってしまうのは何となく府に落ちました。
ただ、このスマホによって分泌されるドーパミンと、スポーツや将棋やチェスなど別のものによって放出されるドーパミンとも違いはあまりにあようです。
なので、スマホ依存の改善方法としては、・別の依存先を増やす・自己肯定感を増やすなどがありそうです。
個人的な話で恐縮ですが最近はチェスに挑戦しているので、もう少し他の人とプレイする時間を増やしていきたいものです。
③人生に足りないものはいい依存で補う
依存は必ずしも悪くはなく、逆に依存によってポジティブな効果を得られた事例なども本書では挙げられています。
例えば、就活に失敗を続けて落ち込んでいたところを、アイドルの推し活などで元気をもらいもう一度立ち直るなどはいい依存と言えるそうです。
どうしても一人の力では限界を迎えてしまう場面があるため、自分の生活が破綻しない範囲で、ポジティブな依存先を持つことは良いことだって書いてありました。
依存はだめだと自分に厳しくし過ぎると逆効果。むしろその距離感が大事なのだと勇気をもらいました。
終わりに
今回はバク@精神科医さんの『依存メンタルを力に変えるレッスン』の読書感想文を書いていきました。
全体を通して感じたのが、依存がダメなのではなく、その距離感が重要なのだということ。
自分がはまっているもののポジティブな面にも目を向けながら、健全な社会生活を送っていきたいものです。
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