日本の初代天皇、神武天皇を解説〜時代・西暦、東征、神社、神武天皇陵

はじめに

今回は日本の初代天皇、神武天皇を解説していきたいと思います。

神武天皇 解説 

神武天皇とは?

神武天皇とは、『古事記』や『日本書紀』おいて、日本の最初の天皇とされている人物です。

天照大神の血を引く人物で、生まれながらにして聡明、15歳のときに皇太子になったとされています。

時代・西暦

生没年は前711〜前585年、在位年は前660〜前585年とされ、享年127歳だった言われています。

東征

高千穂を出発

45歳のときに、天下を支配するにふさわしい国を求めて、大和の地を目指し、軍船を率いて日向高千穂(ひむかたかちほ)を発ちます。

この高千穂は、天から天照大神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が降り立ったとされている地です。

白肩津の戦い

吉備国で兵糧を整えて大和へ進軍しようとしたものの、豪族の長髄彦(ながすねひこ)に阻まれます。

そこで、神武天皇の弓に黄金のトンビが止まり、その輝きが豪族の目を眩ませました。ただ、兄・五瀬命(いつとせみこと)が戦死してしまいました。

八咫烏の導き

熊野から大和を目指すことにした一行、ここでは天の神が派遣した八咫烏に導きかれます。そして、ついに大和を平定します。

神社

畝傍山の南東、橿原(かしはら)の地に宮殿を建て、紀元前660年1月1日に即位します。

神武を祀る橿原神宮は今の奈良県です。

建国記念日

これはちなみになのですが、神武天皇が即位した1月1日を新暦に換算すると2月の11日になるため、この日が建国記念日と定められています。

神武天皇陵

『日本書紀』には、神武天皇は127歳(『古事記』では137歳)で崩御し、畝傍山の東北に葬られたと記されています。

神武天皇陵は東西約130m、南北114mと壮大な陵墓ですが、実は天皇陵として体裁を整え始めたのは1863年のこと。

神武天皇の実在性とともに、その真偽を疑う声が多いのが実際のところです。

参考文献

この記事は『ビジュアル百科 写真と図解でわかる!天皇〈125代〉の歴史』(山本博文監修)を参考にしています。

歴史に詳しくなくても気軽に読める本です。天皇に興味ある方は是非。