京都、三千院の歴史・見どころを紹介〜東洋の宝石箱有清園・わらべ地蔵

はじめに

今回は京都の三千院の歴史と見どころを紹介していきます。

三千院 歴史と見どころ

歴史

788年、最澄は比叡山に根本中堂を建立する際、東塔南谷の梨の木の下に小さな草庵を建てました。これが三千院の起源とされています。

当時、大原(比叡山西麓、三千院のある場所)では融通念佛や天台声明が盛んでしたが、三千院は天台宗の中心寺院として発展していきます。

堀川天皇の第2皇子が入室して以来は、法親王が代々住持するようになり、青蓮院、妙法院とともに天台宗の「三門跡寺院」の一つに数えられるようになりました。

見どころ

「東洋の宝石箱」有清園

三千院の見どころは何と言っても有清園でしょう。

Sanzen-in, Yusei-en (Garden) -1 (July 2011)

有清園は苔と杉、檜などの木々が織りなす庭園で、その幻想的な光景はジブリ映画のワンシーンの様です。作家の井上靖からは「東洋の宝石箱」と称賛されました。

可愛いわらべ地蔵

そんな幻想的な有清園ですが、そこには可愛らしい地蔵達が顔を覗かせています。

わらべ地蔵の顔、見えますでしょうか?

非常に小さなこの地蔵たちは石彫家・杉村孝などによって作られ、人々を迷いから救ってくれるそう。是非、少し疲れた際などは癒されに行ってみてはいかがでしょうか。

参考文献

この記事は『日本の古寺101選』(廣澤隆之監修)を参考にしています。

お寺に興味のある方はもちろんですが、旅行が好きな方も事前に読んでおくと、旅がぐっと豊かなものになりますよ。