はじめに
今回はキャロル・ノーブル脚本、エリック・ワリン監督、エリック・サマー監督脚本の『フェリシーと夢のトウシューズ』を観たので、ネタバレや感想を書いていきたいと思います。
『フェリシーと夢のトウシューズ』
あらすじ
舞台は19世紀末のフランス。
ブルターニュ地方の施設で生活しているフェリシーは、バレエを習ったこともないのにバレリーナに憧れを抱いています。そんなある日、施設での息苦しさに辟易としたフェリシーは、発明家になりたい親友ヴィクターと共に、施設を抜け出してパリへ向かいます。
無事に脱走に成功した二人。しかし、フェリシーはヴィクターとはぐれてしまいます。
心細くパリの街をさまようフェリシーは偶然にもオペラ座を発見。オペラ座の清掃作業員をしている元バレリーナと出会い、何人ものライバルとしのぎを削りながら、フェリシーは舞台に立つことを目指します。
声優
フェリシー…エル・ファニング
ヴィクター…デイン・デハーン
オデット…カーリー・レイ・ジェプセン
メラントゥ…テレンス・スキャンメル
ル・オー夫人…ジュリー・カナー
吹き替え
続いて吹き替え版声優の紹介です。
フェリシー…土屋太鳳
オデット…黒木瞳
メラントゥ…熊川哲也
ル・オー夫人…夏木マリ
サウンドトラック
dvd
ネタバレ
フェリシーは親に無理やりダンスを習わされているカミーユという女の子になりすましバレエ教室に通います。そこで最初はへたくそなのですが猛特訓の末、他の子たちよりも上手くなります。
そこでオーディションに参加することになったのですが、フェリシーはその前日に練習をさぼってデートをしてしまいます。その結果、オーディションは散々。カミーユの母によって施設に送り返されます。
挫折を胸に再び孤児院に戻ったフェリシー。しかし、そこで助けてくれたのは最初の脱走を妨害したおじさん。おじさんの助けもあり再びパリにもどったフェリシーはカミーユとの戦いに勝利。
その後、カミーユの母親に襲われそうになりますがそれを親友のヴィクターに助けられます。最後にオペラ座でくるみ割り人形を踊って終わりとなります。
感想
全体的には子供向け映画ということもあってか幼稚なストーリーやわざとらしい演出といった感じで見ていて恥ずかしくなるですが良い点もいくつかありました。
まず、映画の最初、特にフェリシーがパリに到着するシーンは素晴らしいと思います。街の圧倒的な美しさ、それを眼にした時に顔がぱあっと輝くのが上手く表現されていると思います。エッフェル塔が建設中なのも芸が細かい。
あとラストですね。最後のカミーユのお母さんとのバトルのところで冒頭ででてきたのと同じヴィクターの発明品が出てくるのは「最初の必殺技でラスボスを倒す」少年漫画的な王道感があってテンションが上がりました。
パリのアニメーション映像自体は非常に美しいので興味ある方は是非。