はじめに
今回はNetflix映画、アレックス・パストール、ダビ・パストール監督の『その住人たちは』のあらすじやキャスト、ネタバレを書いていきたいと思います。
『その住人たちは』
あらすじ
職を失ったため、自宅を手放すことになった広告会社の元重役。そして、愛着のある元自宅に越してきた家族の様子をのぞき見するうち、恐ろしい企みを抱き始める。(Netflix公式サイトより引用)
キャスト
ハビエル…ハビエル・グティエレス
![](http://gemeinwohl.jp/wp-content/uploads/2020/05/330px-Rueda_de_Prensa-Los_Mácbez_cropped.jpg)
トマス…マリオ・カサス
![](http://gemeinwohl.jp/wp-content/uploads/2020/05/800px-Mario_Casas_en_el_programa_de_TVE_Lo_Siguiente_en_2018-753x1024.jpg)
ララ…ブルーナ・クシ
![](http://gemeinwohl.jp/wp-content/uploads/2020/05/800px-Premios_Goya_2018_-_Bruna_Cusí-683x1024.jpg)
マルガ…ルース・ディアス
![](http://gemeinwohl.jp/wp-content/uploads/2020/05/1280px-Ruth_Díaz_en_los_Premios_Goya_2017-1024x682.jpg)
ネタバレ
状況
ハビエルは広告会社の元重役。再就職も上手く行かずに妻マルガと息子と高級マンションから出ていくことを余儀なくされます。
ハビエルたちがいなくなった部屋に来たのがトマスとララ。ハビエルは二人を監視します。そこで何かを思いつき…。
ネタバレ
ハビエル(主人公)は、様々な策謀を張り巡らしてララがトマスを殺すように仕向けます(とどめはハビエルが差すことになるのですが)。正当防衛で彼女が無罪になることは織り込み済みです。
その後、既にマルガと別れていたハビエルはララと結婚します。さらに、社長令嬢であるララのコネを生かして大企業のポストに返り咲きます(もともとはトマスがいたポジション)。
ハビエルの策略を知った元妻マルガから警察に通報すると脅されますが、息子の学費を含め金銭的に困窮すると脅し返し、彼女を黙らせます。
ハビエルはララと、ララとトマスの間にいた女の子と一緒に、新しく買った大きな家に住み始めて映画は終わりとなります。
感想
「いや気づけよ…」と思うシーンは多々あるのですがそれでも面白ろかったです。
ハビエルはマンションを出ていくときに返していなかった鍵を使って部屋に忍び込むのですが、そこで何をするのかと思ったら冷蔵庫の食べ物を漁ったりトイレを使ったりと中々狂気を感じる演出。
ハビエルは断酒会を通じてトマスと仲良くなり、トマスとララの中を壊していくのですがララはこのことに全く気づきません。トマスが気づいときにはもう遅く、ララとの仲は完全に取り返しがつかないものとなってしまっています。ララはハビエルをに過去に暴力を振るわれた形跡があり一度失われた信頼はもう取り戻せないと言うことでしょうか。
「良い人」が勝つという訳ではなくやり切った者が勝つということでしょうか。中々暗い気分になる映画ですが、「まあそんなもんだよね~」と納得できる部分が多いというのも事実。