ブラームス『交響曲』第4番を解説〜成立、構成・特徴

はじめに

今回はヨハネス・ブラームスの『交響曲』第4番を解説していきます。

『交響曲』第4番解説

成立

『交響曲』第4番は、ヨハネス・ブラームスが第3交響曲完成の翌年である1884年から書きはじめ、1885年に完成された作品です。ブラームスにとって最後の交響曲となっています。

構成・特徴

4楽章で構成されているのですが、第2楽章では中世の教会旋法であるフリギア旋法を用い、終楽章にはバロック時代の変奏曲形式であるシャコンヌを用いるなど、擬古典的な手法が多いのが特徴となっています。

ブラームスはバッハの研究に熱心で、楽譜の収集も行っていました。第2楽章にはバッハから受けた影響が顕著に現れているといえます。

評価

『交響曲』第4番は、今日ではブラームスの交響曲の代表とみなされていますが、初演前には技法が複雑過ぎることへの懸念が示されたりもしていました。

ただ、1885年にブラームス自身の指揮によって行われたマイニンゲン宮廷管弦楽団による初演はおおむね好評で、初演後もドイツとオランダの各都市で演奏が行われました。

ブラームス自身も自身の曲の中で一番好きな曲であり、最高傑作であると述べており、現在でも頻繁に演奏されています。

ブラームス自身が自負する最高傑作、是非その深遠さを堪能してみて下さい。

参考文献

この記事は『366日の西洋音楽』(久保田慶一監修)を参考にしています。

音楽の知識がなくても気軽に学べる本となっています。興味のある方は是非。