水島広子さん『「本当の自信」を手に入れる9つのステップ』読書感想文

はじめに

今回は水島広子さんの『「本当の自信」を手に入れる9つのステップ』の読書感想文を書いていきます。

『自尊感情の高め方』読書感想文

今回、印象に残ったのは以下の二点です。

①なぜひとは自信を失うのか?②大切なのは「今はこれでよい」という感覚

順番に述べていきます。

①なぜひとは自信を失うのか?

著者の水島広子さんは「心が衝撃をうけたとき」に人は自信を失うと言います。

会議でいきなり名指しで上司から批判されたり、恋人からいきなり別れのメールが来るなど、衝撃的な出来事に直面すると、人間の心が衝撃を避けるモードになり、その防御機能から自身喪失につながるそうです。

ここで大事なのが、これは本質的な自信を失ったわけではなく、あくまで生物としての防御反応であると把握することだそうです。その上で、本当の自分の感情と混同しないようにすると。

友人が結婚したり、同僚が昇進すると「それに比べて自分は…」と暗くなってしまうこともありますが、このような場合は「私もそろそろ結婚したいな~」「俺も昇進したいし、スキルアップや転職も視野に入れようかな」などと衝撃と本音を分けて考えることが大切なんですね。勉強になります。

②大切なのは「今はこれでよい」という感覚

これは魔法の呪文です。「今はこれでよい」。

やるきや自信を失うとどうしても落ち込んでしまいます。著者はそんなときに「今はこれでよい」という感覚を持つことが重要だと言います。

どんな人でもいつもできるだけのことをしているのであり、それではできないことというのはどうしてもでてきます。「やる気がない」というのもやる気を失わせる何かが起こったのか体調がわるいのか何かしらの可能性があります。

「あのときもっと頑張っていれば…」と反省することもありますが、そのときのベストは尽くしてきたのです。

だからこそ、辛い状況のときも「今はこれでいい」という感覚を持ち、その感覚を持ったうえで必要であれば未来を変えていく努力をしていけば重要になります。

これは落ち込みやすい自分にも勇気を与えてくれた言葉です。大変な時はこの言葉を頭の中で言い聞かせるようにしています。

おわりに

今回は水島広子さんの『「本当の自信」を手に入れる9つのステップ』の読書感想文を書きました。興味が出た方は是非読んでみて下さい。