京都、神護寺の見どころを紹介〜空海ゆかりの古寺、源頼朝像

はじめに

今回は京都にある空海ゆかりのお寺、神護寺の見どころや歴史を紹介していきたいと思います。

神護寺 見どころ

歴史

神護寺は京都の西、愛宕山東麓の高尾に位置します。

もともと高尾には有力氏族・和家氏の氏寺でたる高尾寺があったのですが、この高尾寺と、平安遷都の際に活躍した和気清麻呂にやって河内に建立された神願寺が合併したお寺が神護寺の始まりとされています。

和気清麻呂像、和家神社

住持空海

この合併以前から14年間もの間この寺院の住持として活動していたのが空海です。

彼の後は弟子の真済が受け継ぎ、平安時代後期になると寺勢は衰えましたが、鎌倉時代になると源頼朝の頼朝の寄進を得て大きく発展。

応仁の乱などの兵火で再び衰退しましたが、江戸時代になると復興をとげました。

応仁の乱

伝・源頼朝像

日本史の教科書に載っている伝・源頼朝像(現在では実は足利直義ではないかという噂も…)もこのお寺の所蔵。毎年5月に特別公開されています。紅葉の季節もお勧めですが、馴染みの絵ですし是非5月にも行ってみて下さい。

参考文献

この記事は『日本の古寺101選』(廣澤隆之監修)を参考にしています。

お寺に興味のある方はもちろんですが、旅行が好きな方も事前に読んでおくと、旅がぐっと豊かなものになりますよ。