足立美術館の作品解説~横山大観の『紅葉』

はじめに

今回は足立美術館所蔵、横山大観の『紅葉』を解説していきます。

横山大観とは?

横山大観とは?

横山 大観(よこやま たいかん、正字体:大觀、1868-1958)は、日本の画家。本名、横山 秀麿(よこやま ひでまろ)。

常陸国水戸出身。近代日本画壇の巨匠であり、今日「朦朧体(もうろうたい)」と呼ばれる、線描を抑えた独特の没線描法を確立した。帝国美術院会員。第1回文化勲章受章。死後、茨城県名誉県民。東京都大東区名誉区民。

代表作

『無我』

『無我』(東京国立博物館所蔵)

『富士山』

『富士山』(横山大観記念館所蔵)

『夜桜』

『夜桜』(大蔵集古館所蔵)

『紅葉』解説

『紅葉』(足立美術館所蔵)

日本画の魅力そのものと、日本画伝統の理想の精神を六曲一双の大画面に展開した作品です。

川面の群青、紅葉の朱、泡立つ波は胡粉にプラチナ箔を砂子として蒔き、切箔も用いています。土坡には金泥をはいて、樹の幹には墨と白緑のたらし込みを施すなど、どの部分を見ても日本画の岩絵具の美しい発色の魅力にあふれています。

大観は東洋の絵画精神の伝統に根ざした主観的理想に発想する日本画こそが、視覚的な効果や客観的写実を追求する当時の洋画の行き詰まりを打破する可能性として見据え、「世界の美術は日本画へ」という東洋主義的画論を主張してやみませんでした。

参考文献

「もっと知りたい」シリーズ

『もっと知りたい 横山大観』(吉田亮 鶴見香織 勝山滋著)

横山大観記念館監修

『横山大観の世界』(横山大観記念館監修)

足立美術館 基本情報

所要時間

2〜3時間前後

美術品のみならず日本式の庭園をゆっくりと満喫しましょう。

アクセス

JR安来駅から無料のシャトルバスで約20分。

時間

年中無休なのが特徴です。

4-9月:9時〜17時半

10月〜3月:9時〜17時

料金

大人:2,300円

大学生:1,800円

高校生:1,000円

小中学生:500円

※土曜日は小中高生無料(要学生証提示)
2年間パスポート:6,000円

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