おおいぬ犬座、こいぬ座解説〜圧倒的シリウス、こいぬの涙の神話、冬の大三角形

はじめに

今回は冬の星座、おおいぬ座とこいぬ座を解説していきます。

おおいぬ座 解説

輝く星シリウス

おおいぬ座は冬の星座。12月は東の低い空、1月は南東、2月は南の空に見ることができます。

そんなおおいぬ座の中で眩く輝いているのが「シリウス」という星です。シリウスは「焼き焦がすもの」「光輝くもの」という意味で、日本では青星や大星、中国では天狼星、古代エジプトではナイルの星と呼ばれています。

シリウスの明るさはマイナス1.5等星。冬の明るい星達の中でも一番際立って目立っている星です。

神話

おおいぬ座はオリオン座についていく猟犬にも見えますが、実は地獄の番犬であるという説や、月の女神の猟犬、はたまた猟犬ライラプスであるという説もあります。ライラプスは狙った獲物は必ず捕まえるという足の速い犬だったそうです。

猟犬ライラプス

是非自分の好きなおおいぬ座イメージを組み立てて、星座たちのストーリーを紡いでみてはいかがでしょうか?

こいぬ座 解説

プロキオン

こいぬ座も冬の星座です。見頃は2月上旬夜10時頃、3月上旬夜8時頃の南の空です。

オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座で構成される冬の大三角形の一番東側にある1等星がこいぬ座のプロキオンです。

そして、その上には「涙ぐむ目」という意味を持つ3等星の星ゴメイザがあります。

ゴメイザと神話

こいぬの主人はシカ狩りの名人アクタイオン。

ある夏の日、アクタイオンは10匹ほどの猟犬を連れてシカ狩りに出かけていたのですが、偶然、森の中で月の女神アルテミスと妖精たちが水浴びをしているのを見てしまいます。

アルテミスは大激怒、アクタイオンに呪いをかけて鹿の姿に変えてしまいます。さらに悲劇は続き、アクタイオンが鹿になったことを知らない猟犬たちはアクタイオンに襲いかかってしまいました。

アクタイオンは死んでしまい、猟犬たちは自分たちが主人を殺したことに気づかず、主人の帰りを待ち続けますが、当然のことながら帰ってこず。結局、猟犬たちも死んでしまいます。

そのうちの一匹が夜空に上がり、星座になりました。星座となった今でも「涙ぐむ目」で主人を待ち続けているんですね。

※神話に関しては諸説あります。

冬の大三角形

今回紹介したおおいぬ座とこいぬ座、そしてオリオン座が冬の大三角形を形成しています。

構成する星としては、オリオン座のペテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとなっています。

赤が大三角形、青の線は冬のダイヤモンドと呼ばれています

オリオン座が比較的見つけやすい上、シリウスは太陽の次に明るい恒星なのでこれまた目立つ。是非、光眩く星たちの美しい三角形を堪能してみて下さい。

参考文献

この記事は『星座の見つけ方と神話がわかる 星空図鑑』(永田美絵)を参考にしています。

タイトルの通り、星座の見つけ方、神話を分かりやすく解説してくれている本です。専門用語も少なく、初心者でも読みやすいです。外出出来る機会も少なくなっている今、この本と共に自宅の前から夜空を眺めて見るのはいかがでしょうか?

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