ショパン『ポロネーズ』第6番「英雄」を解説〜ポロネーズとは?背景は?

はじめに

今回はショパンの『ポロネーズ』第6番「英雄」を解説していきます。

『ポロネーズ』第6番「英雄」解説

ポロネーズとは?

一般的なポロネーズのリズム

ポロネーズとは、ポーランドの民俗舞曲の一つです。フランス語で「ポーランド風の」という意味で、ドイツやフランスの作曲家たちも、ゆったりとした4分の3拍子のリズムを持つこの民俗舞曲を作品に取り入れてきました。バッハやベートーヴェンもポロネーズのリズムの曲を書いています。

18世紀末頃からはポーランド人の作曲家たちもポロネーズを書くようになります。ショパンも全部で17曲のピアノ独奏用のポロネーズを残しており、なかでも1842年に作曲した第6番は「英雄ポロネーズ」または「英雄」と呼ばれています。

背景

「英雄ポロネーズ」や「英雄」といった通称はショパン自身が付けたものではなく、華麗な演奏テクニックを誇示する曲風から次第にそのように呼ばれるようになったと言われています。ではなぜそのような曲風で書いたのでしょうか。

この曲を書いた頃、ショパンはフランスのパリに亡命していました。当時のパリにはロシアの圧政に来るしみ母国から逃れたポーランドの文化人が集結していました。

1849年に撮影されたショパン

ショパンは「英雄ポロネーズ」以外にも、パリで「軍隊ポロネーズ」や「幻想ポロネーズ」の愛称で知られるポロネーズを作曲しています。もしかしたら、母国を懐かしむポーランドの人々を勇気付けるために、誇りを取り戻させるために、これらの曲を書いたのかもしれませんね。

参考文献

この記事は『366日の西洋音楽』(久保田慶一監修)を参考にしています。

音楽の知識がなくても気軽に学べる本となっています。興味のある方は是非。

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