セルゲイ・ラフマニノフ『交響曲』第2番解説〜ロシアの情緒、成立、構成

はじめに

今回はセルゲイ・ラフマニノフの『交響曲』第2番を解説していきます。

『交響曲』第2番解説

成立

ラフマニノフは『交響曲』第1番で失敗しており、精神的なショックからなかなか立ち直れずにいました。しかし、『ピアノ協奏曲』第2番が成功したことで創作意欲が再び高まります。

そして、ナターリアとの結婚、二人の娘の誕生と人生の最良の時期に誕生したのが『交響曲』第2番です。

初演はサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場でラフマニノフ自らの指揮によって行われ大成功を収めました。作品は恩師のタネーエフに献呈され、『ピアノ協奏曲』第2番と同じ「グリンカ賞」が授与されました。

マリインスキー劇場

構成

『交響曲』第2番は4つの楽章から構成されており、同一のモチーフが異なる楽章に登場し、第4楽章ではこれまでに登場したモチーフが集約されます。音楽的な統一感が損なわれることがなく、叙情的な美しい旋律が流れていきます。

第1楽章てまは基本となるモチーフが提示され、速いテンポで展開する第2楽章ではグレゴリオ聖歌「怒りの日」のメロディが登場します。

第3楽章のアダーは最も有名な楽章で、この交響曲の象徴ともなっています。スラブ風の旋律が美しく歌われ、聴く人はロシアの情緒が満喫できます。第4楽章ではこれまでに登場したモチーフやメロディが回想されます。

是非、ラフマニノフの名曲でロシアの情緒を感じてみませんか?

参考文献

この記事は『366日の西洋音楽』(久保田慶一監修)を参考にしています。

音楽の知識がなくても気軽に学べる本となっています。興味のある方は是非。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です